Sicut cervus 第二部、歌いました。

本日(10/2)のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

今日はとてもたくさんの方に参加していただいて、なんと総勢16名! しかもその内10名の方が初参加という、初めてづくしのワークショップでした。
構成はソプラノ8、アルト4、テノール2、バス2で、4声がそろったのもよかったです。

曲目はパレストリーナの有名なSicut cervus ですが、ふだんあまり歌われることのない Sitivit から始まる第二部でした。

安邨先生のワークショップは先生手書きのパート譜を見て行われます。五線譜のスコアを各自が前もって見ておくのですが、その場では自分のパート譜だけを見て、他のパートは耳で聞きながら合わせていきます。
小節線がなく上下で合わせていかれないので、慣れるまでとてもやりにくいのですが、休符と音符の数え方を間違えなければやがてできるようになります。
今日も大部分の方がこのパート譜による歌い方は初めてということでしたが、ほとんど問題なくハーモニーが出来上がっていきました。

このやり方で歌うと、他のパートはどんな動きをしているかとか、同じメロディーがどう繰り返されているのかとか、どのパートとどのパートが呼応しあっているのかとか、いろいろなことが見えて(聞こえて)きます。
ポリフォニーを内側から体験するような感覚があります(個人的には3年近くこの方法で歌って、ようやくそれが実感できるようになりました。遅すぎるという話も......)

今日の曲は、Sitivit anima mea や ante faciem Dei など同じフレーズが各パートの随所で寄せては返す波のように繰り返されて、歌っても聞いても心地よい素晴らしい曲でした。パレストリーナは、泣けます。

あと今日のワークで印象に残ったのは、母音の歌い方でした。口を広げない、横に広げない、唇を突き出すなど、日本語とは違う母音の発音の仕方を練習しました。その他、音を柔らかく終えて他の人に渡すとか、フレーズを言葉が結びついたラインとして歌う/聞くといったことなどを学びました。

いつものことながら、冒頭から少しずつ細かく練習していって、最後に最初から通して歌う時(そしてそれがうまくいった時)がいちばん感動します。今日も最終的には本当に素晴らしいハーモニーが完成しました。


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Author:polyphonylabo
研究会といってもアカデミックな研究をするためではなく、西欧ルネサンス期のポリフォニー曲を歌う機会をより多く持つために作られました。
基本的に、講師を招いてワークショップ形式で行い、一回で最低1曲は仕上げることを目指します。

複数の旋律が絡み合い呼応し合うポリフォニー音楽の素晴しさを多くの人と共有できたらと願っています。

毎月のワークショップの詳細については、カテゴリの「ワークショップ」をクリックするとご覧いただけます。


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ルネサンス・ポリフォニー研究会(代表 天野)
メール:polyphonylabo@p06.itscom.net
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