パレストリーナのAve Maria 歌いました。

昨日10月7日のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

ソプラノ5、アルト2、テノール2、バス2 というバランスのよい構成のアンサンブルになりました。パートのバランスはいつも直前までハラハラなのですが、今回も結果的にはとてもよい構成になってホッとしました。

パレストリーナのAve Maria は、アルト (Altus) のパートがグレゴリオ聖歌の旋律を担います。そのほかのパートにも、ところどころにグレゴリオ聖歌の一部が現れてきます。

音が細かい特徴的な動きをするのは、時代が下った曲の特徴とのことでしたが、そこだけ華やかなメロディーが立ち上がって、なんて素敵なパレストリーナ!と思います。

練習の最中に2回、みんなが「オー!」と声をあげた時がありました。1回目は先生がソプラノ最後の音を延々と伸ばす部分を実演された時、それから2回目はバスパートの、音が上から下がって半音上がって小休止してからまたぐいっと上がるという華麗な動きをする部分で、「カッコイイ!」と声が上がりました。

もう少し時間があれば録音ができたのに残念でした。それくらい最後は素晴らしいハーモニーになりました。



モラレス 歌いました。

本日(8/13)のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

お盆休みの真っ最中で、どれくらいの人に集まってもらえるかと心配しましたが、5声がまんべんなくそろって、予定通りのアンサンブルができて本当によかったです。
ソプラノ2、アルト(1)2、アルト(2)1、テノール1、バス2というバランスの良い構成になりました。

元になるグレゴリオ聖歌Ave Maria gratia plenaを参照してから、いつものようにパート譜によるモラレスの曲に取り組みました。

この曲はCantus とTenor が同じメロディーを歌いますが、Cantus から4拍遅れてTenor が後を追いかけるカノンになっています。それらの間でAltus2がグレゴリオ聖歌の旋律を模したメロディーで歌い、その周りでAltus1が複雑な旋律で戯れ、全体をBassusがこれもまた動きの多い、時に切ないメロディーで支えるという、凝った構造をしています(ということが歌ってみて初めてわかりました)。

今日は、ハミング、ハミング、ハミング.... でした。パートごとに、全体で、一部は歌詞で残りはハミングで等々、ハミングで繰り返し歌いながら、全体の響きがどう展開しどう溶け合っているのかを何度も確認しました。
それから多かったのは、メロディーをつけずに(リズムは楽譜通りに)言葉だけで5声で歌う練習。これをすると一つのフレーズが各パートでどのようにずれて入って来るのか、あるいは一緒になるのか、がよくわかりました。

その他、付点の歌い方、5度上がる時と下がる時の注意点、ある音の響きの中に次の音を入れるやり方、高音の歌い方など、歌う時の具体的な注意点も、いつものようにたくさん教わりました。

モラレスのこの曲は、「えっ?」と思うようなところがいくつかあって、そういうところは不思議な感覚になりますが、全体を通すとなんとも言えずいい曲でした。

先生はあと1時間あったら、とおっしゃっていましたが、今日の練習だけでも十分モラレスのAve Mariaを楽しむことができました。



ハインリヒ・フィンク 歌いました。

昨日(6/17) のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

今回は ソプラノ3、アルト2、テノール1、バス2という構成のアンサンブルができました。
曲目はドイツ・ルネサンス期のハインリヒ・フィンクという作曲家のVeni Creator Spiritusでした。

音符の説明、パート譜で歌う意味、元になるグレゴリオ聖歌の歌い方など、基本的な紹介の後、最初にグレゴリオ聖歌のVeni Creator Spiritus を歌いました。聖霊降臨の祝日に歌う賛歌です。
次に、フィンクの曲がこのグレゴリオ聖歌を元にどのように構成されているかを確認してから、いつものような練習に入りました。

今回は休符が長く続くところが何箇所もあって、入るタイミングがいつもにも増してとても難しかったです。入るときに1拍ずれただけで、あとはリカバーできない限り落ちるしかないというのが辛いところ。いかに他のパートをよく聞いていなければならないかを痛感しました。

フィンクの曲は、グレゴリオ聖歌の定旋律をソプラノ、テノール、バスのパートが模倣しながら進み、アルトだけが細かい動きでその周りを回っていくといった構成でした。

なんといっても、すごいというか、びっくりなのが、最終部分です。それまではどちらかといえば普通のポリフォニー展開なのですが、最終部分になって突然、曲の雰囲気がガラリと変わります。シャープやフラットがたくさん出てきて、ちょっと神経を逆なでされるような、なんか気持ちが逆立つようなメロディーになります。最後の最後も、ほんと?これで終わりなの?座りが悪いんじゃないの?という感じでした。
あの最終部はなぜ? ドイツだから? 意表をつきたかったから? など帰り道で色々な話が出ました。とにかく特異な結末の曲でした。そこがとても面白かったです。





Se la face 歌いました。

昨日(5月3日)のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

初参加の方4名を含む、なんと17名の方にご参加いただき、連休の1日をデュファイのポリフォニーを歌って楽しく過ごしました。

ソプラノ7、アルト5、テノール2、バス3という構成でした。本来のパートから移動してくださった方々、ありがとうございます。

デュファイ自作のシャンソンが定旋律になっているテノールのパートの一部を最初に歌い、元の世俗曲がどういうメロディーであるかを確認してから、ミサ、キリエの練習に入りました。
いつものように先生の作成された、小節線のない(オタマジャクシの)パート譜を見て、練習しました。

途中でテンポが変わるのですが、ついている記号の「マル○が完全で3で、Cが不完全で2」ということが妙に納得できました。Cは視力検査のように右端が切れているから不完全なのですね。

本日印象に残ったイメージ。。。「大縄跳び」 
長い縄を回して色々な人たちが出たり入ったり、また縄を回す人は人々の動きを見て回す速さを早くしたり遅くしたり.......というのが、ポリフォニーの歌い方なのだそうです。(なんか、わかります)

フレーズごと、パートごとにじっくりと練習して、結局3声になるChristeの部分はできなかったのですが、キリエの最初と最後の部分は
ほぼ仕上げることができました。

各パートの拍の強弱やテンポやメロディーが実に緻密に重なり合っているのには驚かされました。それでいて美しい。デュファイはやっぱりすごいのですね。


ビクトリアの O vos omnes 歌いました。

昨日3月19日のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

今回は開催できるかわからない状態がずっと続いたのですが、間際になってお申し込みいただいた方が多く、当日は、ソプラノ4、アルト3、テノール3、バス2 というとてもバランスのよいアンサンブルができました。
また、ビクトリアなのに行けなくて残念とメールをくださった方も複数いらっしゃいました(ありがとうございます)。

練習は、いつものように先生作成のパート譜を使って、少しずつ進められました。
最初の1節で2時間近くが経過。per viam の部分だけでも各パートでどんな風に異なった音と旋律になっているか、それが重なるとどんな風に立体的に浮かび上がるのかが初めてわかりました。

今日いちばん印象に残った言葉:音は(楽譜を見て)目でとるのではなく、聴きながらとること。

O vos omnes は、ビクトリアらしい美しくて胸が苦しくなるような曲でした。随所にちりばめられた半音が泣かせます。メインのテノールパートはもちろんのこと、どのパートも陰影のあるせつない旋律で動きます。

パート譜で歌うのは初めてという方もかなりいらしたのですが、最後には先生も感嘆するような素晴らしいハーモニーで歌うことができました。
魂が浄化されるような、ビクトリアの曲でした(感動)。




プロフィール

polyphonylabo

Author:polyphonylabo
研究会といってもアカデミックな研究をするためではなく、西欧ルネサンス期のポリフォニー曲を歌う機会をより多く持つために作られました。
基本的に、講師を招いてワークショップ形式で行い、一回で最低1曲は仕上げることを目指します。

複数の旋律が絡み合い呼応し合うポリフォニー音楽の素晴しさを多くの人と共有できたらと願っています。

毎月のワークショップの詳細については、カテゴリの「ワークショップ」をクリックするとご覧いただけます。


お問い合わせ
ルネサンス・ポリフォニー研究会(代表 天野)
メール:polyphonylabo@p06.itscom.net
URL: http://polyphonylabo.blog.fc2.com

Facebook: polyphonylabo

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