Se la face 歌いました。

昨日(5月3日)のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

初参加の方4名を含む、なんと17名の方にご参加いただき、連休の1日をデュファイのポリフォニーを歌って楽しく過ごしました。

ソプラノ7、アルト5、テノール2、バス3という構成でした。本来のパートから移動してくださった方々、ありがとうございます。

デュファイ自作のシャンソンが定旋律になっているテノールのパートの一部を最初に歌い、元の世俗曲がどういうメロディーであるかを確認してから、ミサ、キリエの練習に入りました。
いつものように先生の作成された、小節線のない(オタマジャクシの)パート譜を見て、練習しました。

途中でテンポが変わるのですが、ついている記号の「マル○が完全で3で、Cが不完全で2」ということが妙に納得できました。Cは視力検査のように右端が切れているから不完全なのですね。

本日印象に残ったイメージ。。。「大縄跳び」 
長い縄を回して色々な人たちが出たり入ったり、また縄を回す人は人々の動きを見て回す速さを早くしたり遅くしたり.......というのが、ポリフォニーの歌い方なのだそうです。(なんか、わかります)

フレーズごと、パートごとにじっくりと練習して、結局3声になるChristeの部分はできなかったのですが、キリエの最初と最後の部分は
ほぼ仕上げることができました。

各パートの拍の強弱やテンポやメロディーが実に緻密に重なり合っているのには驚かされました。それでいて美しい。デュファイはやっぱりすごいのですね。


ビクトリアの O vos omnes 歌いました。

昨日3月19日のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

今回は開催できるかわからない状態がずっと続いたのですが、間際になってお申し込みいただいた方が多く、当日は、ソプラノ4、アルト3、テノール3、バス2 というとてもバランスのよいアンサンブルができました。
また、ビクトリアなのに行けなくて残念とメールをくださった方も複数いらっしゃいました(ありがとうございます)。

練習は、いつものように先生作成のパート譜を使って、少しずつ進められました。
最初の1節で2時間近くが経過。per viam の部分だけでも各パートでどんな風に異なった音と旋律になっているか、それが重なるとどんな風に立体的に浮かび上がるのかが初めてわかりました。

今日いちばん印象に残った言葉:音は(楽譜を見て)目でとるのではなく、聴きながらとること。

O vos omnes は、ビクトリアらしい美しくて胸が苦しくなるような曲でした。随所にちりばめられた半音が泣かせます。メインのテノールパートはもちろんのこと、どのパートも陰影のあるせつない旋律で動きます。

パート譜で歌うのは初めてという方もかなりいらしたのですが、最後には先生も感嘆するような素晴らしいハーモニーで歌うことができました。
魂が浄化されるような、ビクトリアの曲でした(感動)。




Adivi 歌いました。

昨日12/10のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

パートの構成は直前まで決まらずはらはらでしたが、結果的にソプラノ2、アルト2、テノール2、バス2というバランスのとれたアンサンブルになりました。

今日はまずレスポンソリウム(応唱)とは何か、イギリスのソールズベリーの典礼とは何か、などについての説明があってから、Audivi vocem de caelo のグレゴリオ聖歌を時間をかけて練習しました。
このグレゴリオ聖歌の、先唱者が歌う最初の部分(Audivi) と最後の部分(Media nocte clamor factus est; ecce sponsus venit)が、ポリフォニーになったものが今日歌う2曲なのでした。

タヴァナーの方は時間が足りず最初しかできませんでしたが、タリスの方はいつものように先生作成のパート譜をみながら少しずつじっくりとハーモニーを作り上げていきました。

個人的に、今日いちばん気に入ったイメージ:付点のついた音符を歌うときは、スキーでこぶを避けながら滑るときのように、またはシェーバーが顔の凹凸の上をなめらかに剃っていくように......というものでした。(う〜ん、なるほど)

仕上げにタリスの歌とグレゴリオ聖歌を組み合わせて歌い、単旋律のメロディーとポリフォニーが複層的に呼応し合うという全体像はこういうものかと感動して終了となりました。



Sicut cervus 第二部、歌いました。

本日(10/2)のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

今日はとてもたくさんの方に参加していただいて、なんと総勢16名! しかもその内10名の方が初参加という、初めてづくしのワークショップでした。
構成はソプラノ8、アルト4、テノール2、バス2で、4声がそろったのもよかったです。

曲目はパレストリーナの有名なSicut cervus ですが、ふだんあまり歌われることのない Sitivit から始まる第二部でした。

安邨先生のワークショップは先生手書きのパート譜を見て行われます。五線譜のスコアを各自が前もって見ておくのですが、その場では自分のパート譜だけを見て、他のパートは耳で聞きながら合わせていきます。
小節線がなく上下で合わせていかれないので、慣れるまでとてもやりにくいのですが、休符と音符の数え方を間違えなければやがてできるようになります。
今日も大部分の方がこのパート譜による歌い方は初めてということでしたが、ほとんど問題なくハーモニーが出来上がっていきました。

このやり方で歌うと、他のパートはどんな動きをしているかとか、同じメロディーがどう繰り返されているのかとか、どのパートとどのパートが呼応しあっているのかとか、いろいろなことが見えて(聞こえて)きます。
ポリフォニーを内側から体験するような感覚があります(個人的には3年近くこの方法で歌って、ようやくそれが実感できるようになりました。遅すぎるという話も......)

今日の曲は、Sitivit anima mea や ante faciem Dei など同じフレーズが各パートの随所で寄せては返す波のように繰り返されて、歌っても聞いても心地よい素晴らしい曲でした。パレストリーナは、泣けます。

あと今日のワークで印象に残ったのは、母音の歌い方でした。口を広げない、横に広げない、唇を突き出すなど、日本語とは違う母音の発音の仕方を練習しました。その他、音を柔らかく終えて他の人に渡すとか、フレーズを言葉が結びついたラインとして歌う/聞くといったことなどを学びました。

いつものことながら、冒頭から少しずつ細かく練習していって、最後に最初から通して歌う時(そしてそれがうまくいった時)がいちばん感動します。今日も最終的には本当に素晴らしいハーモニーが完成しました。


バードの Ave verum corpus 歌いました。

昨日8月27日のワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。

最初はソプラノ6人、テノール1人という申込み状況で、どうなることかと思いましたが、楽譜を3度上げたり、土壇場に男声が二人加わったり、アルトに移ってくださる方がいたりで、最終的には、ソプラノ3、アルト2、テノール2、バス1というバランスのとれた構成になりました。最後にどんでん返しをくらったような感じです。

今日はウィリアム・バードの美しいAve verum corpus でした。すでに歌ったことのある方も結構いらして、練習の中心は、いかに溶け合うような美しい響きを作るかということだったように思います。
まとまったフレーズの最初と最後の音が同じことに注目して、そこにもう一度戻ってくるように歌うとか、音が下がるときには最初の音の中に入っていくようにするとか。個人的には、「押さない」「止めない」というのが今日のmyキーワードでした。

バードの Ave verum corpus は名曲と言われるだけあって、本当に美しい曲です。最終部では、[O dulcis, O pie, O Jesu, Fili Marie]を4声がかけあい、次の[Miserere mei] では各パートがそれぞれせつないメロディーを、呼応しあいながら歌います。歌っていても胸がいっぱいになるような感動的な曲でした。

プロフィール

polyphonylabo

Author:polyphonylabo
研究会といってもアカデミックな研究をするためではなく、西欧ルネサンス期のポリフォニー曲を歌う機会をより多く持つために作られました。
基本的に、講師を招いてワークショップ形式で行い、一回で最低1曲は仕上げることを目指します。

複数の旋律が絡み合い呼応し合うポリフォニー音楽の素晴しさを多くの人と共有できたらと願っています。

毎月のワークショップの詳細については、カテゴリの「ワークショップ」をクリックするとご覧いただけます。


お問い合わせ
ルネサンス・ポリフォニー研究会(代表 天野)
メール:polyphonylabo@p06.itscom.net
URL: http://polyphonylabo.blog.fc2.com

Facebook: polyphonylabo

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